わりと青山ファーマーズマーケットを通り過ぎる機会は多いのだけれど、他に用事があったり荷物を増やしたくない感じだったりして、まともに買い物をしたことがなかった。珍しく用事が終わって帰るだけ!って状態で通りがかったので、じっくり楽しんで野菜を眺めてきた。
思いのほかたくさん買って帰ってきた中から、わりと珍しい野菜をピックアップしてみた。白ゴーヤ、ちっちゃいズッキーニ、赤オクラ、バナナピーマン。かわいいね。かわいいかわいい。
これらはラタトゥイユ風の野菜煮やサラダなどに仕立てた。ラタトゥイユ、でなくて「風」なのは、ニンニクを使わずに作ったから。ブイヨンの他には、ドライトマトが隠し味。
サラダはサラダって言ってもスライスしてアク抜きしただけで、何もしてないに等しい。ちょろっと柑橘系の強いポン酢をかけていただく。
余談だが、我が家ではもう何年も馬路村のゆずの村を愛用している。好きすぎて、もはや手放せない。何度か浮気はしてみたけれど、ポン酢=ゆずの村の地位は今のところ不動である。
野菜煮に使ったドライトマトもファーマーズマーケットで購入したもの。ドライフルーツばりの糖度で、おつまみにそのまま食べても美味しい。しかし料理に使った時のだしの出方の方が気に入っている。
やっぱりマーケットは楽しいなぁ。前にパリに短期間滞在してた時、自炊するためにマルシェで買い物するのが楽しくて楽しくて仕方なかったのを思い出す。
ひとつ違和感があったことと言えば、すでに包装されてるものが結構あったってところかな。キレイに洗ってあるのはまぁわかるとして、ビニールにくるまれてるから、マルシェなんだけどマルシェっぽくない。せっかくキレイにしてくれてるのにそんなこと言ったら申し訳ないんだけどね。それに、日本というか「トーキョー」にはキレイキレイ&包装スタイルの方がフィットするのかもなって思うしね。
細かいことはおいといて、野菜を作る人と食べる人の対話が生まれることが素敵。接点が増えることが素敵。たまにはのんびり野菜を眺めたり選んだりしに行きたいな。