初詣は毎年決まったお寺にお参りに行く。日本三大不動尊のひとつ、中野不動尊・中野山大正寺での厄祓いと決めている。東京の自宅に帰ったら、今度は決まって花園神社に行く。いつからかは覚えていないけれど、中野不動尊でのお参りはプライベートなことを、花園神社ではビジネスに関わることを祈念する癖がついている。
熱心な信者とは言えないまでも、仏教の教えが好きだ。しかし、普通に神道の教えも好き。八百万すべての神様を大事にしたい。理屈や論理ではなく、何かもっと心の芯の方にある何かが働く感じ。
お参りすることで本当にご利益があるのかどうか、実はそんなことは大したことではない。お参りに行くことで、自分の中で何か区切りを付けたり、神様の視点を借りて自分の大事なことを見つめ直したりする。私にとって大事なのはそういうことだ。
自分を俯瞰するための哲学のようなもの。仏教や神道の教えは、すっと腑に落ちる感じがある。寓話のような捉え方でそれらを見ている。だから、神様はいっぱいいてくれると嬉しい。