手ぬぐいが好きだ。特にここしばらくは、ハンカチ代わりに手ぬぐいばかり使っている。素材として一長一短あるけれど、独特の清潔な心地よさは他のものに変えられない。
そんなだから、旅行に行ったりすると自分用土産に手ぬぐいを買ったりする。実用的でありつつ、旅行の思い出を何度でも味わえる感じがよい。収納する際にかさばらない点も大事。
松島に行った時もかまわぬに寄って、松島限定の手ぬぐいを買ってきた。現地仕様の限定模様は、より思い出を強調するから倍嬉しい。
ばあちゃん達が農作業の時にいつも使ってたせいか、記憶の端々に手ぬぐいがある。もちろんこんなおしゃれなのじゃなくて、農協のネームが入っているやつだったりするんだけど。農協のくちゃくちゃの手ぬぐいで、汗をふきふきなたをふるうじいちゃんとか。サンバイザーを脱いで、豆絞りの手ぬぐいでぺろっと顔をぬぐうばあちゃんとか。
そうそう、豆絞りと言えば、私はけんか祭りで和太鼓を叩いていたから、その時に必ず使った。キリリとしめる細いねじり鉢巻、なつかしいなぁ。
しばらくは手ぬぐい熱おさまらなそう。手ぬぐいは罪のない収集品だと思う。