このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の19日目です。
茶畑に行きたい。お茶好きが高じてくると、誰でもそう思うだろう。行きたいのだ、茶畑に。
茶園巡りをするような旅はまだしていないので、台湾でも猫空の茶畑くらいしか遊びに行ったことがないのだが、とても楽しかった。どこを見てもお茶の葉っぱが目に入ったし、茶農家さんの働く様子も垣間見えた。
猫空での私の目当てであった寒舎茶園で、茶畑を眺めながらお茶を飲ませてもらった。寒舎は猫空でも少し奥まったところにあり、ここを目指して来ないとなかなか立ち寄らない感じの場所にある。ゴンドラ観光的な感じで猫空に来る人にとっては完全にスルー対象だと思う。
吸い込む空気もお茶の気が混じっているように感じる。完全に気分の問題な気もするが、その気分を味わいに来ているのだから、味わえるものはとことん味わうのがいい。
敷地内では、摘み取った茶葉を加工するために乾かしている様子も見られた。わりと無造作に広げてあって、わくわく。この葉っぱがあの茶葉になるのか... と思うと不思議でたまらない。
茶藝館で飲むお茶もいいけれど、茶畑の中で飲むお茶もいい。茶畑に面したあずま屋のような場所で、目にも眩しいお茶の木の生け垣を眺めながら、文山包種をいただいた。
お菓子ではなく点心で。これがまた合う。ひとときのおやつタイム。寒舎は鉄観音も美味しいので、食事や点心向けのさっぱりしたお茶が飲みたい時にはよい。
いつかもっとディープに茶畑巡りをしたいなぁ。どんなところでどんなふうに作られているのか、この目で見て歩きたい。茶園巡りが、目下の夢だ。