蠍は留守です記

蠍の不在を疑わずに眠る暮らしの記録

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2018年に行った博多のコーヒーショップまとめ

このエントリーは親愛なる谷バリスタ主宰の Coffee Advent Calendar 2018 8日目の記事です。

2018年を振り返ってみると、はじめて行ったコーヒーショップは意外と少なかった。前回はベルリンのコーヒーショップをまとめたが、今回ははじめて行った博多のコーヒーショップ5店を紹介する。

COFFEE COUNTY

いちばん自分の好みに近い味のコーヒーが飲めたのは、薬院近くにある COFFEE COUNTY。お店の作りもシンプルでオープンな感じ。決してめちゃくちゃフレンドリーってわけではないのだけど、ウェルカムな感じはとってもあって、好きな雰囲気バランス。

COFFEE COUNTY の店内

ここではエチオピアのハンドドリップをいただいた。カップも飾らない感じで、とても気軽に飲める。気持ちは気軽なのだけど、でも中身はとっても本格的。クリアだけどほどよくやわらかくて、エチオピアの個性がすっと入ってくる。

いつも好んで飲んでいるコーヒーに近い味がして、めちゃくちゃ落ち着いた。旅先で少し緊張している頬が、なんとなく緩むような。ほっとするってこういうことだなって実感するような気分。

COFFEE COUNTY のハンドドリップエチオピア

お店の中にはそれぞれの豆が試飲できるスペースがあって、どれも飲みたくなる。毎日順繰りに飲んでいけたらいいのになぁ。それだけのために長期滞在してもいいくらい。

もし博多で仕事をする機会があったとしたら、間違いなくこの近くにオフィスを借りるだろうな。間違いない。そんな未来が来ないとも限らないので、そのときは絶対に薬院にするぞ。そうするぞ。

気軽に試飲できるようなスペースがある

COFFEE COUNTY
福岡県福岡市中央区高砂1-21-21
https://goo.gl/maps/nRqT1GcGjAm

REC COFFEE meets RETHINK CAFE

薬院には REC COFFEE というコーヒーショップもあるのだけど、そちらには時間が足りなくて行けなかった。その代わり、天神にある REC COFFEE meets RETHINK CAFE には行くことができた。夜遅めの時間だったが、たくさんの人がコーヒーや会話を楽しんでいた。

REC COFFEE meets RETHINK CAFE の店内

自分自身がエチオピアが好みだということもあり、迷ったときや複数のお店で飲み比べをしたときには、とりあえずエチオピアを選びがち。ここでもエチオピアのハンドドリップをチョイス。

小腹が空いていたのでお菓子も少々。すっきりしているのに飲みごたえのあるコーヒーにシンプルなお菓子。夜の時間が豊かになること間違いなしのハーモニーだった。天神エリアでおいしいコーヒーが飲めるって、なんとなく不思議な感じがする。

REC COFFEE meets RETHINK CAFE のハンドドリップエチオピア

REC COFFEE meets RETHINK CAFE
福岡県福岡市中央区天神2-3-37 TENJIN249 1F・2F
https://goo.gl/maps/VoUBkKm1pYK2

manucoffee

博多で自由時間ができて真っ先に行ったのがここ、manucoffe だった。前からずっと行きたかったお店。店内にいるお客さんたちがみんなくつろいだ雰囲気で、すごくいいムード。私はコーヒーを飲みながらPCを開いて作業をしていたのだけど、気持ちいいざわめきに作業がとっても捗った。

manucoffee の店内

こちらも行ったのも、少し遅い時間。フレンチプレスのホンジュラスをいただいた。フレンチプレスならではのまろやかな味わいは、夜になってちょっとくたびれた神経を丸くしてくれるみたいな心地よさ。普段より飲み口の優しさを感じられた気がする。

今まであんまり意識したことなかったけど、時間帯やコンディションで淹れかたを選ぶっていうのもおもしろいな。好みとしていちばん好きなのはじっくりプアオーバーで淹れてもらったものなので、ついつい選んでしまいがちだもんな。

manucoffeeのフレンチプレスホンジュラス

manucoffee
福岡県福岡市中央区中央区大名1-1-3 石井ビル1F
https://goo.gl/maps/f3WiRJj5Lw52

豆香洞コーヒー

中洲川端付近に行ったときには、 豆香洞コーヒーに立ち寄った。本店は白木原というところにあるらしいのだけど、博多リバレインに入っている店舗があるので、そちらを利用した。

流行りのコーヒーという感じではなく、落ち着いたクラシカルな味わい。とはいえ重たい感じの深みではなく、上品な広がりを感じるような仕上がりだなぁと思った。お店の名前を冠したブレンドをいただいたが、とっても飲みやすい。

豆香洞コーヒーのハンドドリップ豆香洞ブレンド

デパートの一角にある感じで、時間をゆったり過ごすというよりはコーヒースタンド的に立ち寄れる感じ。イートイン的な場所で試飲ができるという感覚に近いかな。ゆっくち時間があれば、ぜひとも本店に行きたいなぁ。

豆香洞コーヒーの店内

豆香洞コーヒー
福岡県福岡市博多区下川端町3-1
https://goo.gl/maps/Z12gNT2uoBK2

TAGSTÅ

最後に立ち寄ることができたのは TAGSTÅ というコーヒースタンドで、ギャラリー併設のホットなお店。私が行った日はちょうどアーティストの個展があって、たくさんの人で溢れていた。

TAGSTÅの入り口

中はパーティーのような雰囲気だったので、アメリカーノをテイクアウトすることにした。東京への帰路に着くまでのお供に。普段のカフェスペースがどんな感じかはわからなかったけど、ギャラリーイベントの活気から福岡のアートシーンを垣間見ることができたのはよかったな。

TAGSTÅのアメリカーノを持ち帰りにした

TAGSTÅ
福岡県福岡市中央区春吉1-7-11 スペースキューブ1F
https://goo.gl/maps/wciJnGUASXz

夜が楽しい街、博多

実は博多に行くのは今回がはじめて。今まで行く予定はあっても台風で直前キャンセルになったり、予定自体が取りやめになったりして、なかなか縁がなかった。2泊3日とはいえ1日目は夜入りの前泊というタイトな日程の中、なんとかコーヒー屋さんも回りたくて事前に行くお店を決めて臨んだ。

manucoffee の天井とライト

短い時間で5つもコーヒショップを回れたのは、2つ理由があると思う。ひとつはコンパクトなエリアにお店が集中しているから、もうひとつはどのお店も夜遅くまで営業しているから。コーヒーショップはどの都市でも比較的朝型の傾向があると思うけど、博多はちょっと特殊だなって思う。本当に遅くまでやっている。

深夜を過ぎても営業しているお店もあるから、食事の前にこのお店で1杯、食事が終わってあのお店で1杯、という楽しみ方も可能。地元の人は、飲んだ後に締めのコーヒーをする人も多いって言ってた。それはうらやましいな。

夜型人間の自分にはとっては自分にとって心地いい生活時間帯においしいコーヒーが飲めるって、とってもうれしいこと。博多、意外と自分の生活スタイルに合ってるのかもしれないな。

このエントリーは親愛なる谷バリスタ主宰の Coffee Advent Calendar 2018 8日目の記事でした。

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