このエントリーは親愛なる谷バリスタ主宰の Coffee Advent Calendar 2018 2日目の記事です。
去年は2017年に行った海外のコーヒーショップをまとめた記事を書いたので、今年は2018年に行ったベルリンのコーヒーショップまとめを書いてみる。
ベルリンはサードウェーブ系コーヒーの激戦区とも呼ばれているようで、滞在中に行きたいお店の全部を巡ることができなかったくらい、コーヒーショップがたくさんあった。多いだけでなく、どのお店も興味を引く個性を持っている。
街自体もとても過ごしやすい雰囲気で、この街なら暮らせる感がある。もっとのんびり街の空気を感じながら、コーヒータイムを楽しみたかったなぁ。季節的にもちょうどよかったのかもしれない。
とはいえ、上質のコーヒーショップをたっぷり堪能することができたので、特に気に入ったコーヒーショップ2つと、いい感じのカフェがたくさんあるエリアについて紹介したいと思う。
質の高さなら THE BARN
THE BARNは数店舗あるのだけれど、私が行くことができたのはシェーンハウザー通りにある THE BARN Roastery。夜遅くにベルリンに着き、翌朝起きてすぐに向かったのがここで、店内はPCを開いたノマド風の人たちが多く、活気ある雰囲気だった。
どの豆もおいしそうだったため、ちょっとのあいだ迷ったが、Kenya Mbokam AA のプアオーバーをいただいた。磨きのかかった洗練された味で、この一杯を飲むためにベルリンに来たと言っても惜しくないくらい。
ちょっと小腹を満たすため、シンプルなサンドイッチも一緒に注文。軽食と一緒に飲んでもデザートと一緒に飲んでも、キリッとした甘さと酸味がオールオッケーにしてくれるコーヒーだった。
外看板も飾らない感じで、無造作に椅子が並んでいるのも素敵。こうやって振り返ってみると、もう少し体調やコンディションがよかったら、外で飲んでもよかったかもな〜って思っちゃう。
THE BARN Roastery
Schönhauser Allee 8, 10119 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/yoexwRV27uA2
ゆったり過ごすなら Bonanza Coffee
Bonanza Coffee は2店舗行った。もちろんどちらも Bonanza Coffee で焙煎したすっきりおいしいコーヒーを出してくれるのだが、お店の作りが違っていて、それぞれに楽しめた。
アーダルベルト通りにある Bonanza Coffee Roasters は、大きな通りから少し奥まったところにある。広さも高さもある建物と大きなエントランス。余裕ある空間を贅沢に使ったカフェスペースのデザイン。最初は逆にそわそわしちゃうくらい、たっぷりした空間使いになっている。
何を飲むか選びきれないな〜と思っていたら、3種飲み比べのセットがあるというので、それを選んでみた。飲み比べとは言っても、それぞれ楽しむのにじゅうぶんな量が出てくる。3種がなんだったかちゃんと覚えてないのだが、グァテマラ、エチオピア、コスタリカだった気がする。
もうひとつはオーダーベルガー通りにある Bonanza Coffee Heroes。ごついコーヒーマシーンがどっしり置いてあって、機能性の高そうな道具もたくさん置いてある。ディスプレイやカフェの作りはやっぱりゆったりしていて、他にお客さんがいてもじゅうぶんなパーソナルスペースを確保できる。
実はこのお店でトイレに閉じ込められるというハプニングがあったのだけど、他のお客さんが気付いてこじ開けてくれたよ。
Bonanza Coffee Roasters
Adalbertstraße 70, 10999 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/iWXdwu5NH9R2
Bonanza Coffee Heroes
Oderberger Str. 35, 10435 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/2qentZxTXqS2s
クロイツベルク区が熱い
Bonanza Coffee Roasters があるクロイツベルク区は、他にもたくさんのカフェやコーヒーショップがある。東側は夜は治安が不安という話もあったりするけれど、昼にカフェを巡るくらいなら心配ないかなって印象。ただ本当にグラフィティーアートとか落書きの類が多くて、ちょっと落ち着かない気持ちになる人もいるかも、とは思う。
Five Elephant はチーズケーキがおすすめ
別の用事のついでに寄ってみたのが Five Elephant Kreuzberg。誰に聞いても100%「チーズケーキがおすすめ」と返ってくるくらい、チーズケーキがおすすめらしい。会食前だったので、クロイツベルク店では食べなかったんだけどね。残念。
ライヒェンベルガー通りの東のはしっこあたりにあるからか、夜の雰囲気はちょっと心細い感じがしたけど、お店自体はとってもいい感じだった。
実はクロイツベルクのお店に行く前に、シェーンハウザー通りにある Five Elephant Mitte にも行っていて、そこではチーズケーキも食べたよ。ちなみにミッテ店はチーズケーキが他の店舗より小さいそうで、地元の人にはクロイツベルク店のほうを勧められた。おすすめしてくれる人たちがみんなスイーツに情熱を持ってたのも印象的。
時間帯が違ったせいなのか、それぞれの街の性格のせいなのか、クロイツベルク店とミッテ店ではちょっと雰囲気が違った気がしたな。
Five Elephant Kreuzberg
Reichenberger Str. 101, 10999 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/JU7Qto9xrR82
Five Elephant Mitte
Alte Schönhauser Str. 14, 10119 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/x28YusqL3m52
中庭が気持ちいい Companion Coffee
オラニエン通りにある Companion Coffee は、店舗自体はコンパクトだけど、コの字型建物の中庭が気持ちいいお店。ここではエスプレッソで小休止した。
ベルリンもコの字型の建物が多いな〜。パリなんかでもよく見たけど、コの形がもっと小さくて中庭が狭い印象があるけど、ベルリンでお邪魔したコの字型建物は中庭部分がゆったり広く作られている気がする。
Companion Coffee
Oranienstraße 24, 10997 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/dmX1MDf2S4p
大人のコーヒースタンド Concierge Coffee
パウル・リンケ通りにある Concierge Coffee は、外からの注文ができる窓を備えたコーヒースタンド。店内にもほんの少しだけスペースはあるけれど、基本はテイクアウトかお店の外で飲む感じの作りになっている。
普段はあまり飲まないタイプのフロートっぽいカフェラテ、おすすめメニュー的な位置付けになってたので、頼んでみた。結果、めちゃくちゃおいしかった。たくさん歩いたあとだったし、冷たいのどごしと糖分がちょうどよかったのかもね。
Concierge Coffee
Paul-Lincke-Ufer 39-40, 10999 Berlin, ドイツ
https://goo.gl/maps/322pB1eNfuu
ベルリンのコーヒーシーン is 最高
最初のほうで暮らせる感があるって書いたけど、これだけおいしいコーヒーがたくさんあって、様々なカルチャーにも触れられるのだから、ベルリン本当に暮らせる感しかない。ただし、朝早く夜も早いお店が多いので、朝型になる必要がある…。
のんびり観光で行ったわけではなかったので、慌ただしく過ごした日も多かったベルリン滞在。それでもカフェの雰囲気とコーヒーの味を楽しむことはできて満足。強いて言えば、現地でじっくり言語化してみたり味わい直したりする時間がなかったのはもったいなかった、くらいかな。
ベルリンはまた行きたいな〜と思えるカフェだったり、また飲みたいな〜と思えるコーヒーがたくさんあった。また行きたいって思えるの、うれしいことだよね。2018年も、素敵な街と新しいコーヒーに出会えて本当によかった♡
このエントリーは親愛なる谷バリスタ主宰の Coffee Advent Calendar 2018 2日目の記事でした。