このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の11日目です。
昨日はお茶との一期一会という話を書いたのだけど、そんなふうにしてお茶に出会わせてくれる人たちがいる。ここのところいちばんお世話になっているのは清品茶房 茶通というお店の田島庸喜氏である。
茶通というお店の、とさらっと書いたが、実は茶通さんは11月に発展的閉店を迎えた。なので実店舗はもうない。ここから先は田島さんという個人に紐付いた茶縁というつながり方になっていくのだろうし、私ももちろんこれからもお世話になる予定。
元々好きだったお茶の楽しさをさらに深めてくれた人であり、よい茶葉を提供してくれる人であり、美味しいお茶を飲ませてくれる人である。
飄々とした佇まいで流れるようにお茶を淹れ、絶妙な間で目の前にお茶を出してくれる。こだわりと目利きの人であるのに、頑固親父という感じは全然なくて、懐深くお茶の深淵を垣間見せてくれる。ちょっと褒め過ぎの感はあるが、そのくらいおもしろい人なのは間違いない。
お茶と私を語るにおいて、田島さん抜きには語れない。そんな人である。