蠍は留守です記

蠍の不在を疑わずに眠る暮らしの記録

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お茶とわたし:台湾の茶藝館

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の7日目です。

なにしろ台湾の茶藝館でお茶を飲ませてもらったのが、お茶にはまるきっかけだったのは間違いない。まだそんなにたくさん行ったことはないが、思い出せるだけでも徳也喫茶、回留、吉祥草、紫藤廬、九份茶坊、阿妹茶酒館、縁続縁茶芸、寒舎などなど... 思い出しただけですぐにで行きたくなってくる。

今回はその中からなんとなく3つ選んで紹介したい。心のベスト3というわけではなくて、なんとなく紹介しやすくて皆さんにも行ってもらいやすい感じのお店を選んだ感じ。

紫藤廬

ベスト3を選んだわけではないと言ったが、私の中のナンバーワンはいつも紫藤廬である。なのでここだけはどうしても外すわけにはいかない。大安區新生南路三段にあり、MRT「公館」駅が最寄りで、台湾大学にもほど近い場所にある。

1920年代初め、日本統治時代に建てられた建物は知識人が集まるサロンとして使われていたとのこと。外には藤棚があったり錦鯉が泳いでいたり、日本風の庭園になっている。2008年に改修が入ってはいるものの、演出されたレトロさではなく、本物の時代を経てきた落ち着きを感じる。

紫藤廬のテーブル席の雰囲気

茶葉だけでなく、水にこだわっているお店だそうだ。いつも店員さんが熱心な様子で研究をしていて、お茶を淹れては何か書きつけている。私のようにお茶にかぶいてしまった者からすれば、その姿を見ているだけで心楽しいものだ。

熱心に研究をする店員さん

お菓子も上品な味のものが多く、甘いものを好んで食べない私でもつい手が伸びてしまう。

オリジナル茶筒と茶壷

中でもナツメとクルミでできたお菓子はお気に入りだ。

九份茶房

台北から少し離れて、九份という街にある九份茶房に行くのもおすすめ。地元名士の住居跡なのだそう。廃墟になっていたものを、90年代に入ってからアートスペース兼茶藝館として再生したみたい。

メインストリートでもある基山街沿いにあり、ガイドブックに必ず載っているお店なので、行きやすいと思う。九份には他にも有名な茶荘などがいくつかあるけれど、行きやすさとお茶の味と景色との総合点でここを紹介してみた。

九份茶房でみんなでお茶を飲む様子

高台にあるテラス席は見晴らしもよくて気持ちいい。360度どこを見回しても素敵な景色が広がっている。天気のよい日は絶対外がおすすめ。お湯を沸かす炉や土瓶も雰囲気があっていい。

お湯を沸かす炉と土瓶

アートスペースを兼ねているだけあって、店内のスペースも素敵。お店の中から雨音を聞くような時間もよい。その時の状況に合わせて、どの席に案内されても楽しめるのではないかと思う。

たっぷりとしたテラスからお店側を眺める

上記でも述べたように、お茶の味にも納得感がある。雰囲気だけでお茶は微妙...という茶荘もないわけじゃない中で、お茶が美味しいというのは大事なことだ。抜け感のある空間でお茶が飲める幸せ。

吉祥草

台北の富錦街にある吉祥草も地味におすすめ。松山空港に近い位置にあるので、帰りがけに徒歩で寄れる。

吉祥草の看板

ガイドを見ると「日本語:通じない」「クレジットカード利用:わからない」と書いてあって多少不安を煽るが、そんなに心配しなくていいと(個人的には)思う。

独特の外観のエントランス

富錦街は台北の中でも新しいおしゃれスポットとして人気だそうだ。また、松山空港は軍民共用空港でもあるので、台湾空軍松山空軍基地もすぐ側にある。なんともアンバランスな雰囲気が魅力の街だ。

コンパクトな茶器

松山空港で出発荷物を預けてしまえば、ちょっと歩いて吉祥草でひとやすみ、という楽しみ方ができる。こちらもちょっとしたアクセスのしやすさという意味で紹介してみた。

もっとたくさん行ってみたい

他にもまだ行ったことのないお店、まだ存在さえも知らないお店、他の地方のお店、これからできるかもしれないお店などなど、もっとたくさん行きたいなぁ。

特に台中に行きたいのよね。なかなか台中に脚を伸ばす機会がないけれど、次こそは、と思っている。


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