蠍は留守です記

蠍の不在を疑わずに眠る暮らしの記録

20170509013806

お茶とわたし:好きなお茶の淹れ方

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の2日目です。

青茶が好きな私にとって、最適なお茶の淹れ方は中国茶器を使って淹れるのがいちばんということになる。淹れ方に決まりはないけれど、適した茶器で淹れて美味しくなくなるということはない。

私もいろいろな淹れ方で飲んでいるけれど、工夫茶の手順で飲むと美味しいし落ち着くので好きだ。自己流ではあるが、雰囲気を楽しんで淹れている。

工夫茶(功夫茶)は茶芸のひとつで、現在、最も普及している茶芸である。もともと明から清代の福建省で生まれ、半発酵茶である烏龍茶を淹れる手法として発達してきた。そのため、烏龍茶(青茶)以外を淹れるのには適さないが、現在では烏龍茶以外でも工夫茶の手順で淹れる者が多い。

中国茶 - Wikipedia

茶藝館と呼ばれるお店なんかでは、この淹れ方で目の前でお茶を淹れてくれたりする。カップを温めたり香りを聞いたり、その手順は意味もなく面倒なわけではなく、お茶を五感でめいっぱい味わうためにあるのだ。

茶藝館で淹れてくれるお茶

工夫茶に必要な茶道具は、茶壷(急須にあたるもの)、茶海(注ぎ口のついたティーサーバーのようなもの)、茶杯(湯飲みにあたるもの)、聞香杯(香りを楽しむためのもの)などが主なもの。他にも細々とした道具をいくつか使うけれども、なくても問題ない。

自宅で淹れるための道具

自宅でやる時には、すべての道具が揃っているわけではないので、コンパクトにやったり他の道具で代替したりする。最近は必要な道具がちょっとずつ揃ってきたので、いい感じに楽しめるようになってきた。


参考URL

Copyright © Hitoyam.