蠍は留守です記

蠍の不在を疑わずに眠る暮らしの記録

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お茶とわたし:文山包種茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の3日目です。

好きなお茶をいくつか紹介していきたいと思う。今回取り上げる文山包種茶は、青茶の中でも清茶と呼ばれる低発酵のお茶。日本の緑茶に慣れている人には飲みやすいお茶なのではないかな。文山という茶区で作られているお茶で、茶葉がよじれた細長い形をしている包種というお茶なので、文山包種茶と呼ばれている。

文山包種の茶葉

温かく淹れても水出しにしても美味しい。温かく淹れた時の香りは、どこかはかない感じもありながら、甘く遠く続く感じがある。水出しの爽やかな後味は、風が通り抜けていくような印象を持つ。

自分で淹れて納得いく味を出せたことがない。ような気がしているお茶でもある。自分で淹れるのと人に淹れてもらうのとでは、まったく違う味に思えるのだ。試されるような感じもあり、自分の迷いがダイレクトに出てしまうような怖さがある...というとちょっと大袈裟ではあるが。

文山包種を淹れたセット

そうは言っても美味しいことには代わりはないのだけど、叶うならいつか「これだ!」って味を引き出してみたいものだ。香りも水色も、これぞ文山包種茶という一杯を。


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