このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の9日目です。 ニース、マルセイユと振り返ってきて、南仏を懐かしむのにどうしてもはずせない街がある。カリー=ル=ルエという小さな街。カリー=ル=ルエに立ち寄るきっかけになったのは、コート・ブル…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の8日目です。 先日紹介したニースも含め、南仏は想い出深い土地のひとつだ。中でも、特に忘れがたい体験を私の中に残したのは、マルセイユだった。 マルセイユはフランス最大の港湾都市。商業都市である…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の7日目です。 海と言って思い出すのは、南の島ばかりではない。南仏の海の色も忘れることはできない。 タヒチ好きが高じてフランス語を学習するようになってからは、俄然フランスに興味が出るようになっ…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の6日目です。 日本からクアラルンプールへ。クアラルンプールから車で2時間のルムッ港へ。ルムッからフェリーで渡ったところに、パンコールという島がある。 パンコール島とパンコールラウ島で構成されて…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の5日目です。 とてもよかったはずなのに、なぜか印象の薄い場所がある。もちろん、嫌な記憶があるわけではない。よかった記憶ばかりのはずなのに、なぜか印象が薄い。 誰かに「どうだった?」と聞かれれ…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の4日目です。 同じ南の島でも、太平洋の島々とアジアの島々を比べると、だいぶ違って見える。3日間南太平洋のリゾートを振り返ってきて、今日はアジアのリゾートのことを書いてみることにした。 フィリピ…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の3日目です。 南の島にも冬はある。南の島にも雨は降る。頭の中で南の島を想像するときには、ついつい忘れてしまうことだけれど。 はじめて冬の南半球に行ったのは、ランギロア環礁を訪れたときだった。…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の2日目です。 風景写真が苦手だ。切り取る範囲を瞬間的に決めるセンスがない。特に遠くまで開けた場所に立つと、何を写したらいいかわからなくなる。 2日目に紹介するタハア島は、先日紹介したボラボラと…
このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の1日目です。 旅が好きだ。旅が好きな人はきっと多い。日々を暮らしていると、なんとなく旅に出たくなる。人それぞれのスタイルがあって、誰もがみな思い思いの旅をする。 最近の私はといえば、移動は多…
仕事半分プライベート半分という感じでタイに来ている。特に前半はついでのひとり旅。 実はタイに来るのは初めて。もちろんバンコクも初めて。久しぶりに未体験の国に訪問ということで、忘れないうちにおおまかなログを残しておく。 国王ご逝去の直後 二週間…
古い集合住宅に住んでいる。これからもまだまだ住む覚悟を決め、使いづらかった押し入れを改造することにした。何より、おまえらちゃんずがドアを開けることを覚え、木製の引き戸をカリカリやる癖をつけてしまったので、それを防止する意味もあった。 実際に…
なんだかあとからじわじわ来るようなものたちが好きだ。パッと終わってすぐ忘れるような、そういうものではなくて、時折ふっと思い出すような。むしろあとになればなるほど気になっていくような。 ちょっと前の5月半ばくらい、「三宗教相談所」というコンテ…
昨年、グリーンズさん主催のコミュニティ経済と地域通貨を知るクラスに参加した。 藤野という町は、神奈川県の北西、相模原市にある。昔から芸術の街として知られているとのこと。Googleで検索すると「移住」や「シュタイナー」という単語がサジェストされて…
2016年、明けましておめでとうございます。このブログで新年の挨拶をしはじめて6年目。ちょうど起業をした頃くらいからだけど、ここまであっという間の月日だったなぁ。 この5年はボジョレヌーボーばりの出来 この5年のブログを読み返してみると、どの年も「…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の25日目です。 みんなで飲むお茶は楽しい。しかし、ひとりで飲むお茶は何物にも代えがたい贅沢だ。 一煎目、二煎目、重ねるうちに香りと味わいを変える。淹れるたびに一期一会の表情を見せてくれるお茶…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の24日目です。 お茶は楽しい。香りを聞くこととか、味わいを楽しむこととかも大事だけれど、誰かと過ごすひとときにほっとした雰囲気をもたらしてくれる。おしゃべりのために口を潤す意味合いもあるか…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の23日目です。 茶器は欠けやすい。気を付けていてもほんのちょっとのことで欠いてしまってガッカリしたりする。マイ主力茶壺である林國順氏作の紫砂壺も、実は注ぎ口の裏側が少し欠けている。普通に使…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の22日目です。 五代目・本多茂兵衛さんにおすすめいただいた常滑焼の光松陶園の和急須が、私のはじめての和急須になった。実家にいた時は自分の急須を持っていなかったし、自立してから紅茶やコーヒー…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の21日目です。 日本の発酵茶の気運が私の中で高まる今、満を持して今いちばんお気に入りのお茶を紹介したいと思う。富士山まる茂茶園・マル茂本多製茶の丸火・青である。2015年最大の出会いは丸火・青…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の20日目です。 先日は茶畑のことを書いたが、実は日本国内でも行ってみたい茶畑がいくつかある。そのひとつが静岡・諸子沢で佐藤浩光さんが営む茶園である。佐藤さんのところでは、黄金みどりという品…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の19日目です。 茶畑に行きたい。お茶好きが高じてくると、誰でもそう思うだろう。行きたいのだ、茶畑に。 茶園巡りをするような旅はまだしていないので、台湾でも猫空の茶畑くらいしか遊びに行ったこと…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の18日目です。 たまに山に登る。ハイキング程度の低山だが、山に入るとやはり特別な気分になる。そんな時にも、お茶は持っていきたい。そんな時には蓋碗という茶器を持っていく。蓋碗ひとつで急須がわ…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の17日目です。 今回は台湾茶からちょっと離れて、違うお茶の話。チベットで飲まれるようなバター茶やモンゴルで飲まれるようなツァイと呼ばれるミルク茶もまた、たまらなく好きなお茶のひとつだったり…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の16日目です。 台湾高山茶の茶殻は、いいものは本当にきれい。日本茶や紅茶と違ってブロークンではなく、まるっと葉っぱのままに戻る。茎も葉も摘みたてみたいにつやつやしている。 このまま捨てること…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の15日目です。 甘いものが好きではない。お茶に甘いお菓子が合うのはよく理解できるのだが、個人的な嗜好としてそもそも甘いもの全般が得意でないのだ。 しかしお茶うけ的に食べるもの、合うお菓子はほ…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の14日目です。 台湾茶や中国茶を淹れるのに最適な急須は、やはり中国茶のために作られた茶壺だと思う。先日紹介した飲杯は何を使ってもいいと思っているけれど、茶壺はそうはいかない。私も初心者なり…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の13日目です。 お茶を飲むための器、つまり茶杯。それと対になるのは香りを楽しむための聞香杯。聞香杯と対比して茶杯を飲杯と呼んだりもする。飲杯は日本の茶飲みに比べると小さい。聞香杯は香りを逃…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の12日目です。 お茶は味だけでなく香りも楽しむものだと思う。むしろ最近では、香りを聞く時間がいちばんお茶に集中している気がする。香りを通してお茶と向き合い、ひとくち飲んで心をほどく。 香道で…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の11日目です。 昨日はお茶との一期一会という話を書いたのだけど、そんなふうにしてお茶に出会わせてくれる人たちがいる。ここのところいちばんお世話になっているのは清品茶房 茶通というお店の田島庸…
このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の10日目です。 お茶は何もかもが一期一会である。たとえ毎日気軽に食卓で飲んでいるお茶でさえも、昨日と同じものはない。茶葉の量、水の質、お湯の温度、自分のコンディション... ましてや外で誰かと…